2019年10月26日

自分を生きるレッスンその581 五感で愉しむ人生

 ただいま京都。京都に住む次女が今日から特別イベントで仕事が忙しくなる、ということで、お孫ちゃんのお世話で、きみこババアが参上したという次第。今回は連休明けの11月5日までの長丁場。

 鹿児島中央駅を10時過ぎに出て、午後3時半にはもう京都駅。ネットで新幹線を予約すれば、お安くて、あっという間に着いて、さらにポイントが貯まれば、アミュプラザのお買物券がもらえるというお得な新幹線。先日もポイントを交換したら、5500円分の買い物券をゲットして、ほくほくでございましたわ。

 京都駅までお婿さんが迎えに来てくれました。めっちゃかっこいい車で、目立ちました。お婿さんはボデイビルダーなので、彼の筋肉と車がよくマッチしています。そこへ62歳の派手なおばさんが乗り込んで、その足でれなちゃんの保育園にお迎えに行き、スーパーで買い物して、マンション到着。

 お土産の黒糖のお菓子をれなちゃんもお婿さんも歓んでくれました。お茶をしたところで、早速夕食の準備。秋鮭ときのこの蒸し焼き、お味噌汁、キュウリとしらすの酢の物、黒牛(鹿児島産)のバター焼き、黒豆枝豆、トマト、と盛りだくさん。すき焼きにしようと思ったのが、牛肉があまりに高くて断念。鹿児島黒牛は固かったぞ。今度はあの安くて美味しいお肉屋さんに行きましょう。スーパーじゃ、あかんわ。

 昨日は、ユタカ君の誕生日。あまり誕生日を大げさにするのが好きではないユタカ君。孫たちの方が覚えていて、おじいちゃんに電話で「おめでとう」って言う、と張り切っておりました。みんなで「おめでとう」の大合唱。しあわせそうなユタカ君の声が返ってきました。

 実は昨日、わたしの講演が入っていたのですが、ユタカ君に代わってもらいました。準備もばっちり、よく勉強していたので、受講生の皆様には大うけだったようです。これからもどんどんユタカ君にこうした講演をバトンタッチしていきますわ。

 今日は、ユタカ君、わが実家の味噌作りに初参加。梅干し、お味噌作りをマスターしたいというユタカ君、ようやく味噌作りのドンである母の受け入れ態勢ができて、初参加となった次第。

 時代はもう男女役割分業ではなくなっていますね。その人が興味のあることをしっかりと深めていくことが大事だと思います。女性が家事・育児、男性が外で仕事という役割分担はもう機能しません。

 わたし自身、キャリアウーマンとしてバリバリ仕事をこなしながら、こうして孫のお世話に来て、一日家事三昧、そして勉強もばっちりやっています。段ボールひと箱分の本を持参しました。いつもそうです。先ほど、れなたん、お婿さん、娘を送り出して、いまこうしてブログを書いております。土曜日でお休みのるい君は午後からロボット教室。わたしは午前中に勉強、午後は家事、買い物、京都観光、その他の用事。その後れなちゃんを保育園に迎えに行って、お夕飯を作って食べて、お風呂に入れて、絵本を読んで「おやすみなさい」。

 長女を産んでから子育てで延々と繰り返してきたこの基本的生活を、孫育てでまた繰り返しています。30年以上やっておりますわ。ユタカ君とふたりの生活でも、午前7時に朝食、午後7時に夕食のパターンをできるだけ崩さずに、実にきっちりと生活しています。霧島の我が家にお泊りの皆様は「きちんと生活しておられますね」と言ってくださいます。

 料理に比べて、掃除がいまひとつ上手ではないのですが、家を整えるのは好きです。仕事用の資料の整理も課題ですが、「きりしま月の舟」の新築で、かなり整理されていくでしょう。

 先日、霧島食育研究会の料理教室に参加してきました。我が家から車で5分のところにある霧島保健センターにて開催の料理教室。ほとんど奇跡的にその時間があいていて、どうしようかな、と思っていたら、「あと4名」との告知で、即決。かるかん、豚味噌、錦糸卵のお吸い物、と郷土料理が中心で、とっても勉強になりました。とくに「かるかん」は思ったよりも簡単で、これならわたしの十八番にできそう。

 霧島食育研究会の代表・千葉しのぶ先生は、11月9日の向田邦子の講演会&文学散歩にわたしを指名してくださって、ありがたい限り。千葉しのぶ先生の料理教室は初参加でしたが、とてもわかりやすく、さすが、と感動しました。

 料理教室にご参加の皆様とも和気あいあいとできて、彼女たちの手際のよいこと。流し台を拭くところまで、見事な手さばきでした。わたしも料理しながら、料理を出したあとは台所がピカピカ状態を目指しているので、勉強になります。

 自分がやりたいことを、とことんやること。好きなことに集中して、めいっぱい頑張ること。そうしたら道は開けます。

 「五感を磨く」。そのことをいま深く考えています。そのバランスをとるのです。嗅覚、味覚、触覚、視覚、聴覚。そのひとつひとつを磨いていく。わたしの場合、料理が好きだから、そこで味覚が鍛えられます。嗅覚は、お香、アロマが好きなので、それを愉しんでいます。視覚は、風景を観る、旅をする、映画を観る、読書をする、世の中を細やかに見つめることで鍛えています。聴覚は音楽を聴くこと、ピアノを弾くこと。触覚は、孫たちを抱きしめること、人と触れ合うこと、バレエをすることで、自分の身体を感じます。

 総体として、「ことば」の中にその五感を表現していくのが、わたしの仕事。温かさ、明確さ、美しさを表現します。

 五感ということを考えるとき、世の中の常識に合わせていては、自分の感覚を深めることはできません。

 先日、ふっと思いました。わたしのこのアイデアって、変かな?で、ユタカ君に聴いてみました。「ちっとも変じゃないよ」との答え。

 そうか、今までわたしって、自分のアイデアを変だ、と思い込んでいたんじゃないか。みたけきみこさんって、変人と思われているだろうな、という恐れのなかで生きてきたような気がします。

 でも、人が変人と思おうと、わたしのアイデアは、わたしそのもの。変でもないし、正しいわけでもないし、ただわたしはそれがいい、と思うし、それでいきたい、と思うし、生まれてはじめて自分の才能に「GO」を出した気分になりました。

 ああ、62歳でようやくだわ。でも、62歳なら、まだまだ自分の才能を発揮できる!本当の自分のお城をもってはじめて、自分の才能に気づき、自分のパワーに気づきました。自分の潜在意識のタガがかくっと外れた感じ。心のなかに青空が見えた感じ。

 ああ、これまでよくやってきたなあ。よくがんばってきた。思い返せば未熟なことばかりだったけれど、まず運が良かった。素敵な方々にいっぱいお会いできましたしね。その方々がいっぱいわたしたち夫婦のことを大好きで、応援してくださっています。

 かごしまの文学、源氏物語、百人一首、日本の古典文学と出会ったことも大きいですね。わたしのライフワークです。イベント企画も、気が付くとやっています。湧いてくるんですよ。どんどん。「きりしま月の舟」の講座も来年6月まで決まっています。どんどん思いついて、どんどん電話してお伺いを立てると各界の先生方が、二つ返事で「OK」を出してくださいます。それから謝礼の工面をする(笑)。

 鹿児島にも素晴らしい人材がいっぱい。若い芸術家の皆様には、もっと自信をもっていただきたいな。基本の能力はみんなそう変わらない。何が違うかというと、自分はこれでやっていく、という決断力、人をとことん歓ばせようとする底力。表現するときに、おどおどしているか、先生に認められるかどうか、という心配が透けて見えるかどうか。芸術の奴隷になっていないかどうか。

 わたしも他人様を指導する年齢、立場になって、いつも思うのは「みんな素晴らしい!」あとは、とことんやれ、自由に。ケチはいけないよ。お金はどんどん入ってきますよ。アイデアもじゃんじゃん湧いてきますよ。思いついたことは全部やろう。損得で考えちゃいけないよ。怖がらないで。誰も傷つけはしないし、傷つけられもしないから、大丈夫、大丈夫。

 鹿児島の人って、地元をけなしますよね。鹿児島は遅れている、とか。都会にしか本物はない、とか。そういう人に限って、地元の人を応援しているのかい?と思います。隣人を愛しているのかい?って思います。足元の宝石を踏んづけて、高価なショウウインドウの宝石だけを本物だと言っている。高価な宝石を身に着けて、得意がっている。変なの。

 その土地を愛することは、自分を愛することと等しい。わたしは霧島が大好き。鹿児島が大好き。京都もいいし、東京もいいけど、鹿児島、特に霧島がいちばんいい。

 地方格差は、情報がきちんと届いているかどうか、じゃないかな。男女平等にしても、20世紀型の古い価値観だけで生きているのか、新しい平等の価値を知っているかどうか。人口が多いところは、情報も多いでしょうからね。

 鹿児島の若者よ。一流になりなさい。一流になるためには、人を、あなたが住んでいる土地を心から愛しなさい。愛を溢れさせなさい。

 他人の足を引っ張る時間、他人の批判をする暇があったら、自分の五感をとことん鍛えなさい。他人と比べる暇があったら、自分の勉強をしなさい。

 自分を200%愛すること。みたけきみこ、溢れる愛で、孫たちを包んできます。わたしが留守の間、ユタカ君をよろしくお願いします。昨夜、れなちゃんに電話で「おじいちゃん、寂しくて泣いちゃだめだよ」と言われておりました(笑)。

 素晴らしきかな、わが人生。みたけきみこ、世界一の幸福を生きております。世界一の自由を生き始めています。まだまだ、これから、わたしの人生。頂上が見えてきました。

 「きりしま月の舟」の基礎工事、着々と進んでおります。美しい基礎の断面が見えて、誠実なお仕事に感服です。京都から帰るころには、さらに型が整っていることでしょう。

 皆様、「きりしま月の舟」、楽しみにしてくださいね。そして、素敵な週末をお過ごしください。
posted by kimiko at 11:41| Comment(0) | 日記

2019年10月22日

自分を生きるレッスンその580 洗練と自然の融合

 昨日から「きりしま月の舟」の基礎工事が始まりました。大工の味園さん、基礎工事の坂口さん、樹木の専門家・田中さん、農業青年・裕太君、わが実家の太陽ガスの高野さん、みんな30代、40代の青年ばかりで、午前8時から若い仕事エネルギーで熱気むんむん。

 台風の影響で、時折雨模様であったものの、午前中には仕事がほぼ終わって、昼食にわたしの作ったカレーを食べてくださって、「美味しい」と叫んでくださった模様。わたしはちょうど伊作まで「百人一首」の講義で朝早く出かけていたので、昼食はご一緒できなかったのですが、わたしが午後2時に帰り着いたときには、カレーはほぼなくなっていました。冬瓜のスープも大人気だった模様。ありがたや。

 これから大工さんたちに出す「おやつ」に挑戦します。これまでスイーツは未開拓の分野だったので、これを機会に簡単おやつ作りに頑張ります。料理は大好きなので、孫たちのために料理することは至福の時間だし、ユタカ君との晩酌の時間を大切にしているので、酒の肴は得意ですが、おやつは、みたらし団子くらいしか作ってこなかったな。娘たちの方がお菓子をよく作っていました。

 家創りは、とっても楽しい。ただ単にお金をかければいい、というものではなくて、どういう空間にしたいか、が一番大切だなあ、と思います。きりしま月の舟は、子どもから大人までが楽しめて、リラックスできて、深い文化活動に触れる空間。

 「洗練されている」ことをとても大事にしたいと思っています。プロとして洗練されている。鹿児島弁でいう「ずんだれていない」。掃除が行き届き、整理整頓がなされていることはもちろんのこと、自分の魂に深く向き合う場所であってほしいなあ。

 そのためには、何よりも「ことばが洗練されている」こと。昨日の若者たちのすがすがしさは、言葉が美しい、ということにあります。それぞれの専門分野での仕事ぶりはもちろんのこと、コミュニュケーションの取り方がとても美しい。微笑み、所作、言葉遣いがとても洗練されています。相手を尊重しよう、という態度が実によろしい。

 わたしの両親の世代は、がむしゃらに頑張った世代なので、とにかくたくさんのものを残してくれていますが、それが整理整頓されない状態で、さらには負のことばたちをいっぱい残してくれているものだから、いま、わたしの脳内には競争による悪口や愚痴も、その膨大な仕事エネルギーとともにくっついてきています。

 それをわたしの世代で、きれいに整理整頓して、次世代に渡したいものです。そう思って若者たちと接していると、彼らはすでにもう洗練された言葉を獲得し、未熟ではないさわやかさを醸し出しています。いま、建設と同時にデザイナーの村山さんとも「きりしま月の舟」の情報発信部門で一緒に仕事をしていますけど、本当に若い人たちは、静かで専門的で、洗練されていて、気持ちよくお仕事ができます。感謝しまくりです。
 
 わたしはユタカ君との関係をとても大切にしているので、彼との間ではもう天国のような時間だけが流れています。

 先日、月の舟会員のHさん(84歳)がいつものようにいっぱいのお土産、たとえば冷凍の焼き芋、長期保存のお豆腐だのを持ってきてくださって、しばし月の舟@新屋敷で歓談して、わたしたち夫婦の仲の良さを褒めてくださいました。

 それで、わたしが調子に乗って、「彼の寝顔を見ていると、先に死ねないですよね。でも先に死んで、彼に新しい妻をもらう、という楽しみも残してあげたいなあ」と言ったら、すかさず84歳のお姉さまが洗練された鹿児島弁でおっしゃいました。

「来てはおらん。」

 一刀両断、といった感じでぴしゃり。あなたが死んだあと、豊さんに新しいお嫁さんが来る可能性はゼロですよ、という意味です。さらに続けてこう言われました。

「こんな身体も心も使い古された男の人に、誰が嫁に来ますか」

 まいりました。たしかに、ユタカ君はきみこによって、身体も心もボロボロに使い古されておりますわ。とくに心はボロボロでしょう(笑)。さすがの84歳。わたしたち夫婦は、大爆笑。笑い転げた美しい時間でした。

 90歳の母も、最近、90年の過去のデトックスができたのか、こちらの覚悟ができたのか、先日はとても美しいお辞儀をしてくれました。

 いま山形屋デパートでイタリア展を開催中で、チーズの好きな母に、と思って柔らかいチーズを買って、母に届けました。何か虫の知らせみたいな感じで、いつもは受け取ってくれないわたしの料理(秋鮭とごぼうの煮物)を持参したら、大喜び。というのも、美容院に行こうとして転んで、顔から倒れたとのこと。

 顎に腫れが残り、膝は内出血したとのことで、ぐるぐるとテーピングされ、痛々しいこと限りなし。幸いに骨折もヒビもなく、弟嫁さんによれば、レントゲンをとったら、ものすごくきれいな骨だったそうです。

 きみこは忙しいからと遠慮して、何も知らせてくれなかったのですが、今回はタッパーのお惣菜もチーズもフォカッチャも全部歓んでくれて、こちらも嬉しかった。そして、帰りに丁寧にお辞儀をしてくれました。

 死を迎え入れる、というのは容易なことではないですね。84歳のHさん、90歳の母から、その生き様を深く学ばせてもらっています。生き様とは死に様でもあるんだな、と。ふたりとも美容院は欠かさず、いつもきれいにおしゃれして、お金の管理もしっかりとしているし、その毅然とした態度は勉強になります。

 若者からも年配の方々からも学びの日々。成長し続けることが、美しい人生の秘訣。これでいい、と傲慢になってはいけませんね。そして、自分の人生の課題、本質をしっかりと見極めることが大事です。

 わたしのこれから30年の課題は、仕事をし続けること。稼ぎ続けること。死ぬまで講座を持つこと。「きりしま月の舟」は、そのためのわたしにとってのお城です。自然豊かな、神々しい霧島の地に、洗練された若者たちの手によって、神様の境地に至った年配者たちの応援を受けて建てることができるのは、本当に嬉しく、ありがたく、最高に幸福です。

 わたしの本質は、愛と信頼。笑いと癒し。愛をたっぷりと溢れさせて、信頼関係を強固にし、高らかに大笑いをして、人を癒していきたいな。わたしの周りの人たちが、自分を思い切り開放できるように応援していきたいな。

 10月20日、久しぶりに作家の角田光代さんが鹿児島にいらして、かごしま近代文学館でトークをされました。2年前に月の舟@天文館でも角田さんはトークをしてくださいまして、そのときの実行委員会「チームほーん」のメンバーも勢ぞろいして、角田さんを応援しました。

 角田さんも「チームほーん」のメンバーに気が付いてくださって、目を見かわしてくださったり、サイン会のときも、美しい笑顔で「こんにちは」とお声かけくださって、ああ、なんて素敵な人、とあらためて思います。ちっとも偉ぶらなくて、トークもファッションも自然体で、実に正直な方。

 ものすごい努力の人でもありますね。わたしたちが古本屋「つばめ文庫」の小村さんの発案で鹿児島に角田光代さんをお呼びしようと活動していたとき、霧島の我が家で2回合宿をしたりしましたが、そのときの勉強会でわたしが感動したのは、小説千本ノックというもの。小説がうまくなりたくて、短編小説を千本書いた、というもの。千本だったか、600本だったか忘れましたけれど、その初々しい努力が美しいな、と思ったことがまたよみがえりました。 

 かごしま近代文学館の垂野秀子館長はじめ、学芸員の井上さん、吉村さん、森山さんたちの「女子力」が光る角田光代さんのトークショー、わたしも心から楽しみました。その資料の読み込み、展示の工夫、働きぶり、ほんとうに感動しました。ありがとうございます。

 その帰りに、長島の馬場さんが会いにきてくださって、自家製はちみつ、長島の新鮮な魚の干物をいっぱい届けてくださいました。馬場さん、ありがとうございます。はちみつのおいしかったこと。イタリア展で買ったチーズにかけて食べたら、もう最高でしたよ。

 そうそう、先週の金曜日は、2代目アシスタントのかなちゃんが月の舟@新屋敷に遊びに来てくれました。6ヶ月の赤ちゃんケンタロウ君と一緒に。もうケンタロウ君のかわいらしいこと。もうメロメロですわ。かなちゃんの子育ての上手なこと。もういっぱいの愛情で育った感じがして、愛らしさの塊、ケンタロウ。応援してるよ。   

 わたしもまた、いつも新鮮でありたい。そのために、初々しい努力を続けたい、と思います。いつもの月の舟の講座、講演、とくに11月9日に依頼されている向田邦子さんの講演&文学散歩(主催、鹿児島女子短期大学)は、新しい勉強も加えて、最高のものをご提供しますよ。午前10時から、かごしま近代文学館で開催されますので、参加ご希望の方は、みたけきみこまでご連絡くださいね。お待ちしています。参加費無料です。

 勉強と並行して、お孫ちゃんたちのお守りも楽しみますよ。霧島の自宅は、ユタカ君が守ってくれますし、10月25日の講演もユタカ君が引き受けてくれました。10月25日(金)午後2時より日置市中央公民館にて「令和ものがたり」と題して、万葉集と年号の話をします。

 遅咲きのみたけきみこ、62歳にして自立の道をゆったりと堂々と(笑)歩いています。自立とは、ゴミをしっかりと処理すること、というコラムを先日読みました。身の回りの整理整頓、本質と課題の整理整頓、日常の時間管理、お金の管理、まずはここからですね。しっかりと自分の魂と向き合うこと。自分の方向性の整理整頓。心のごみのデトックス。

 90歳のみたけきみこを想像してみます。おしゃれで文学講座を続けて、若い芸術家たちに囲まれて、彼らを心から応援して、いつも芸術活動、自分の魂を大切にする活動を続けています。コンサートや映画に出かけ、夜の酒場も楽しみ、料理も作る。
 
 孫たちといつも楽しく遊んで、娘たちは相変わらず美しくしっかりしていて、ユタカ君とラブラブ。毎日、決まった時間にふたりで腕を組んで散歩します。豊かさの温泉に浸かっているように、毎日がしあわせです。

 年々、成長していきます。日々、成長していきます。まだまだ自分に期待します。洗練されたわたしであるように、いつも磨きをかけます。心も身体も。

 今日は、天皇即位の儀式ですね。わたしは、三島由紀夫の言う文化的象徴としての天皇に敬意を表します。文化とは「洗練」であろう、と思う昨今。洗練と自然を融合させる「きりしま月の舟」の創造に向けて、これから新しい一歩を踏み出します。

 皆様も素敵な休日をお過ごしください。
posted by kimiko at 12:07| Comment(2) | 日記

2019年10月13日

自分を生きるレッスンその579 機が熟する

 鹿児島を通過するかな、と思われていた台風が大きくそれて、関東地方を通過。関東在住の長女、三女にだけ安全確認メールをしていたのに、京都の次女がまさかの東京。えーーーーー!しかも子連れで。映画「天気の子」を思わせる状況のなかで。わが娘たちは強運の持ち主ですから、大丈夫!

 皆様のところはいかがでしたか?今回は、早めの対策が取られましたけど、それでも怪我をされたりとの悲しいニュース。100%の安全であってほしいものです。いつも台風のときはお見舞いの言葉を頂きますけど、今回はこちらがお見舞いを申し上げます。やはり、どんな災害も侮ってはいけませんね。食糧、水、その他、きちんとしておかないとね。

 で、昨日、関東が大荒れのときに、鹿児島は大快晴。おとといは桜島の降灰がすごくて、灰交じりの大快晴。やたらと暑かった。天文館にある鹿児島市中央公園で開催中のカレーフェスタで、お香の師匠・堀之内夕子先生のカレースパイスワークショップに参加し、レッドカレーのスパイスを制作。おお、こんな感じなんだ、と勉強になりました。今度、基礎工事が始まる日に、建設男子6人分のカレーを作る予定なので、めっちゃ参考になりましたよ。カレーは極めたい料理のひとつ。がんばるぞ。実は、きみこ特製カレー粉はいつだって冷蔵庫に常備だよん。さらに極めます。

 カレーを3種類、フェスタで選んで、ユタカ君とふたり食べました。どれも美味しい。あとは食べやすさ。こうしたフェスタに慣れているところは強いね。門司港焼きカレーは持ち運びができて、蓋もついていて、美味しさもだけど、野外料理に強いな、という感じでグッドでした。久しぶりの沙羅さんのカレーも美味しかった。

 月の舟で、午後2時から竹内宏先生のドイツ文学講義。ギュンター・グラスの「女ねずみ」。チェルノブイリ原発事故の直前に書かれた中性子爆弾を使った第3次世界大戦の小説。重たいテーマ、複雑なストーリー、夢、SF的な設定、文庫本化されていないので、翻訳本で2,800円ほどする、という難関な小説ながら、さすが月の舟の皆様、きちんと読んできてくださる方も何人かおいでで、充実した楽しい時間を過ごせました。感謝、感謝です。

 竹内宏先生は、ドイツの移民問題の専門家ですので、先日、ドイツ、イタリアを旅していらして、そのご報告もしてくださいました。ドイツは、憲法で移民を受けれることになっているそうで、最近の2年間で110万人の移民を受け入れたとのこと。凄いです。

 鹿児島の事情もお話くださって、子どもたちの問題、宗教の問題、いろいろと目からうろこ、初めて知ることばかりで、何だかいたたまれない気持ちになります。やはり子どもの教育、そして多様性の教育、ということに行きつきます。

 重たいテーマが続く中で、イタリア旅行のお話に癒されました。南イタリアの絶景地で、存分に太陽を浴びておいでだったようです。これでまたみたけきみこの旅魂が触発されました。イタリアの足の踵、足裏のあたりがグッドのようです。

 講座のあと、竹内先生、月の舟常連さんの渡さん、そしてわたしたち夫婦で、鹿児島中央駅に飲みに行きました。「貴神丸」というお刺身の美味しいお店でおなかいっぱいになって、その後山田孝之さんのご両親のお店でワインを2本あけて、わたしとユタカ君は8時の最終特急列車に乗るために、先に帰りました。帰る途中で、弟と姪っ子のふみちゃんにばったり出会って、先ほどのワインバーを紹介して、列車に乗り込みました。

 そして今朝、頭は痛いわ、下半身は痺れるわ、もしかして二日酔い?日本酒をたくさん飲みましたからね。午後5時から飲み始めたら、8時まででもじっくりと話ができるなあ、というのは発見でしたし、とにかく楽しかった。めちゃめちゃ楽しかった。やはり、こういう気の合う飲み会っていいなあ。こういうとき、わたしはいつも以上に正直になります。だから、話が弾む。

 正直に生きる、ということがとても大事だし、いっぱい失言をしたっていいじゃない、と62歳になって、みたけきみこはいつもそう思うのです。人を故意に傷つけてはいけないけれど、あまりにも言いたいことを我慢していると、むしろその方が他人に迷惑ってこと。

 そんなことを反芻しつつ、今朝、わたしはちっとも力が出なくて、ベッドで本を読んだり、考え事をしたり。ユタカ君は、庭仕事に精を出しています。こんなぐうたらな妻でも、ユタカ君は優しく足を揉んでくれたり、「好きにしな」とほっておいてくれます。

 最近、悲しい出来事がふたつありました。ひとつは、若い知人の突然の退職。もうひとつは、若くて才能があって将来を期待されていた方への闇ふさがり。わたしはその当事者でもなく、ものすごく親しかったわけでもなく、詳しい事情さえ知らないのですが、どちらも悲しくつらく衝撃的でした。

 突然退職した知人の周りの人たちは、当然のことながら「逃げだ」という言い方をします。もうひとつの事例は、周りは固く口を閉ざします。

 そして、わたしはどちらにも多少ともご縁のあった者として、大きな声で「大丈夫だよ」と言いたい。よかったよ、退職できて。逃げることができてよかった。同僚に悪態をついてよかった。これまで「いい子」ばっかりしてきたからね。よかった、よかった。

 才能のある彼は、その土壌は彼の才能をはぐくむ場ではなく、きっと彼はどこかで大きな才能を発揮する、と信じています。

 62歳になって、失敗することがどれだけ大きな成長への扉となるか、本当に思い知っていますから、失敗と思われることは、甘やかされすぎたり、傲慢だったことに、場所をかえて成長するようにとの神の計らいだと思えばいい。

 わたし自身、もう恥ずかしいくらいの失敗を重ねてきました。どれだけ人とケンカしてきたか。でもね、ようやく自分の道、自分の世界が見えてきて、それをコツコツと構築してきて、あと30年、最高にしあわせに生きていける未来が見えてきました。

 そして、ふっとあのとき、あの人にずいぶんとお世話になったなあ、と振り返ることが多くなりました。「きみこは宝子じゃ」と溺愛してくれた祖父母、仲の良い兄弟姉妹、思う存分贅沢をさせてくれた両親、大学入試のときに泊めてくれた同級生の敦子さん。わたしは一年浪人しましたからね。現役で先に学生生活を送っていた敦子さん、あのときお弁当まで作ってくれたよね。いま思い出して、ありがたくて涙が出ます。

 おりこうさんたちだったわが娘たち。母親よりも出来がいい。優しいお婿さんたち。かわいい孫たち。育てることの楽しさを教えてくれています。いつも優しく親切な月の舟の会員さんたち。ありがたすぎます。若く才能のあるチームきよらの皆様をはじめ、優れた芸術家の皆様、わたしの敬愛する先生方、わたしの親愛なるお友達の皆様、感謝、感謝の毎日です。特に、何でも許してくれるユタカ君、素晴らしい。あなたがいてこそのわたしです。

 で、感謝している最中に、「あの野郎」とふっと、わたしをいじめた人のことを思い出すのです(笑)。あのとき、わたしの足を引っ張ったな。わたしの仕事を横取りしたでしょ。わたしの悪口をそこらじゅうにこっそりと言いふらしたでしょ!知っているんだよ。仕返ししてやるからな、みたいな感情もまた湧いてきます。(ああ、書くだけでも恐ろしい、笑)

 でもね、それを「はめられた」と思ってはいけない。あのとき、わたしはその仕事ができるという完全な信頼を得ていなかったんだな。その仕事をしなかったのは、わたしにその能力が足りなかったか、わたしの能力を発揮する土壌ではなかったからだ、と思うのです。

 つまり、そこは「わたしの道」「わたしの場」ではなかった。だから、失敗や失言はそれを教えてくれる大切な機会。わたしの過去は全部OK。全部を許します。自分で自分を許してあげたら、本当に素敵な毎日が待っています。素敵な未来も待っています。

 未熟な自分を許そう、と思ったとたんに、いじめられた、はめられた、という思いがどこかに消えて、すべてがばら色になります。地獄の思想でもって、不幸をまき散らす人の犠牲になることなく、そのままちょっと考え方を変えるだけで天国思考になりますよ。

 機が熟する、という言葉があります。いい言葉です。いま、実りの秋で、柿、リンゴ、イチジク、梨、葡萄、いろんな果物が熟していますね。今日も、庭仕事をしていたユタカ君がお隣りの雑木の中に「むかご」を見つけてきて、わたしに教えてくれました。何だかふたりでほっこりとなりました。まだ青いので、もう少しの辛抱。熟すまでの辛抱。

 機が熟する、というのは、つまり未熟な自分を許す、ということです。わたしってOK。わたしって素敵。わたしってかわいい、最高!天才!などなど恐ろしいほどに自分を褒めてみる。すると、そんな気になります(笑)。

 「わたしの道」は必ず見つかります。機は必ず熟します。それが宇宙の法則だから。それまであきらめないで、すねないで、コツコツと自分が楽しく続けられることを、とにかく繰り返していく。

 わたしの場合、30人規模の講義やイベント。この25年で、おそらく千回を超えているんじゃないかな。大きなイベントも大好きですが、大きなものをやるためには、小さい講義やイベントを積み重ねる。それが大きな力になりますからね。

 いま、わたしの世界の機が熟して、きりしま月の舟の完成を待っているところ。そこはもうユートピアですよ。パワースポットですよ。絶対の自信を持っています。とっても素敵な空間です。皆さま、極楽、天国に遊びにいらしてくださいね。

 来年の3月20日オープン。さあ、楽しみがいっぱい。

 そして、みたけきみこはここで終わらない。どんどん成長していきます。新しい挑戦をします。

 今日一日寝て暮らして、午後3時に起き上がり、温泉に行って、ここでまた親切にしていただいて、面白い観光客の方と露天風呂でいっぱいおしゃべりして、ビールを買って帰ってきて、大河ドラマ「いだてん」を観たところで、元気になって、こうしてブログが書けるまでになりました。

 また明日も楽しみ。伊佐のダンスフェステバルに行く予定。いっぱいいっぱいしあわせになります。皆さまも3連休、楽しんでくださいね。明日は満月ですよ。
posted by kimiko at 22:49| Comment(0) | 日記