2019年11月23日

自分を生きるレッスンその589 奉仕する

 昨日から東京。午前6時半に家を出て、11時半に親友のローリーさんと待ち合わせ。早稲田のフレンチレストランでランチをしました。約2時間、しゃべり続けました。本当は、別の方とのランチの約束だったのですが、ご都合が悪くなり、キャンセルで、24日に約束しつつも、なかなか待ち合わせの場所が決まらなかったローリーさんと、これまた急に会うことになりました。

 今回の東京行きは、いろいろと迷うことが多くて、スケジュールがスパッと決まらなかったのですが、最後の最後で、あらら、というくらいにすんなりと予定が決まりました。

 不思議ですね。すべてはうまくいっている。何も心配することはない。あまり、いじりすぎると、かえって混乱するというもの。ときには、運命の流れに沿って、ゆらゆらとしていたら、良い方向に行くものですね。本当に不思議です。

 ローリーさんの優しさには本当に、いつも胸打たれます。まず、彼女の口から愚痴というものを聴いたことがない。悪口も聴いたことがない。悩み相談というのも皆無。いつも静かに新鮮な情熱をもって、毎日を暮らしている。そんな感じです。静かに新しい挑戦をしている。

 わたしの娘たちとも仲良しなので、いつも気にかけてくれます。ローリーさん曰く、あなたの娘たちは、きみこという母親をもってラッキーウーマンだわ。

 いつもそんな風にして、優しく褒めてくれます。素晴らしいな。素敵なお友達をもって、ありがたいなあ。来年の「きりしま月の舟」のトークもお願いしたら、快く引き受けてくれました。

 ローリーさんと別れて、雨の早稲田を高田馬場まで出て、長女のところに向かいます。お婿さんのお母様もいらしていて、しばらく歓談。このお母様がまた、素晴らしい。風邪をひいた孫と嫁のために、いっぱい栄養のある食べ物を用意してくださっています。感動します。いつもそうなんですよね。ありがたいなあ。長女は幸せ者ですね。わたしが到着したところで、お母様と交代。

 で、この長女一家、風邪で全滅ですわ。お婿さんだけが何とか仕事に出かけている。東京は人が多いので、咳き込む人も多くて、わたしはそんな危険ゾーンを避けて歩いていたのですが、もはや逃れられません。何しろ、孫たち、発熱ですから。おでこをさわると、熱い。

 で、覚悟を決めて、よーーーし、きみちゃんおばあちゃんが風邪を退散したるでーーーーー。とばかりに、孫たちに接近し、ソファの真ん中に座って、左にショウリ君、右に奏斗君を抱いて、それぞれの足を揉んであげます。すると、歓んで、とろけんばかりのお顔になります。手足が冷えていますからね。血行をよくしてあげて、いっぱいお水を飲ませて、おしっこを出させてあげる。その繰り返し。

 その間に、娘はマッサージに出かけて、気分爽快になった模様。お婿さんのお母様が作り置きしてくださったお鍋にうどんとお豆腐を入れて、孫たちに食べさせます。少しですが、食べてくれました。

 手足を拭いてあげて、歯磨きをして、寝かしつけます。そこでも、わたしのおなかにふたりとも足をのせて、「揉んで」コール。おお、いいよ。そのうちに、ショウリ君、爆睡。奏斗君もマッサージから帰ってきたママと一緒に爆睡。

 人が喜ぶ、というのは、本当に嬉しいものです。わたしが愛読するメルマガで孫正人先生のコラムが大好きなのですが、そこで語られるのは「人類に奉仕する」姿勢。人類のために、どうぞわたしのこの身体をお使いください、という気持ちで、仕事や家事をする。

 なんて素敵な考え方でしょうか。他人に勝つとか、損をしないとか、そんな感情ではなく、「奉仕する」という姿勢はいいですね。わたしの文学講座も「奉仕」だと思います。豊かな気持ちになる。人間の普遍的な真理を知る。これからも、その路線を強化します。

11月18日から、「きりしま月の舟」の大工工事が本格的に始まり、水道屋さん、防蟻屋さん、足場を組む方など、たくさんの方が「きりしま月の舟」のためにお仕事をしてくださいます。

 わたしもユタカ君も、大工さんたちのために、お茶の準備をします。完全オフの19日は、お豆腐白玉団子を作ってみました。少し生クリームを入れてみたりして、自分なりのアレンジを加えたら、美味しいのなんの。「きょうの料理」11月号に出ていたレシピを応用しただけなのですが、我ながら、良い出来。大工さんたちもとても美味しいとたくさん食べてくださいました。

 お昼ごはんも、わたしがいるときだけ、という前提で、どうせユタカ君とわたしのふたり分を作るのだから、大工さんふたりと合わせて4人分は大したことない、と作りました。水曜日、金曜日はわたしたち夫婦のほかに「万葉集」の受講生の方とか合唱クラスの又吉先生&麗華先生にお弁当を作っていきます。特に大したものはないのですが、そのときのありあわせで作ると、皆様、とても美味しいと言ってくださるので、ついつい調子に乗るわたしたちです。

 19日のお昼ごはんのメニューは、桜エビときのこの炊き込みご飯、おぼろ豆腐、お味噌汁、ユタカ君のひとくちカツ。キャベツと人参のサラダ。アシスタント大工さんの桑原さんは、炊き込みご飯を3杯、お替わりしてくれました。若い人ががっつりと食べてくださるのは、嬉しいですね。

 18日も、伊作へ百人一首の講義に出かけたのですが、そこに同行してくださった若いN子先生も、わたしが「なんでも食べて、今日のお礼に奢りますよ」と言ったら、「がっつりと食べたい」とおっしゃって、もりもりと食べて、元気よくおしゃべりをして、こちらまで元気が出ました。

 これだから、若い人って大好き。わたしのお孫ちゃんたちもわたしの料理をよく食べてくれます。うちのユタカ君も美味しいといつも言ってくれますし、最近の彼は、かなりのお料理上手になっていますので、わたしも彼の美味しいものをしっかりといただきます。

 こうして、建設現場から愛の交歓をたっぷりとかわし、「きりしま月の舟」を癒しの場にしよう。

 さあて、今日は午後から学会に参加。今回は3学会合同国際研究集会ということで、大々的に開催されます。とても楽しみです。基調講演が、あの人気作家さんですしね。

 わたしは、大学に勤務はしなかったし、フリーで仕事をしてきて、いわゆる研究職に括られないのですが、学会にはよく参加し、また勉強を怠らないようにしています。20年以上、非常勤講師を勤める短大でも、毎年同じ講義にはしない、中身を毎年バージョンアップしてきましたしね。

 先日も、ある大家の先生に「あの方は、研究職でもないのに、よく勉強しておいでですね」というわたしへの褒め言葉を伝え聞いて、とても嬉しくなりました。古典の分野でも、ジャンルにこだわらず、与えられた仕事や自分で企画した仕事に全力で取り組んできた、という自信はあります。

 もちろん、まだまだ未熟で、勉強するべき分野は山ほどあるのですが、ほんとよく頑張って、世の中に奉仕していると自分でも思う。勉強でも孫のお世話でも、料理でもなんでも。それが苦でもなんでもないし。奉仕している、という仰々しい気持ちでもなく、ただただ楽しいからやっているだけですけどね。

 わたしたちはよく自分の才能の発露を環境のせいにしていきますが、自分の本質を見極める、というのがどれだけ大切か、最近、深く納得させられています。自分で自分の才能を発見し、それを伸ばしていかないといけない。自分を見つめることが、どれだけ大切か。

 わたしは、おそらく勘がいい。作品を読むときも、人とは違う面白い読みができる。常識にとらわれない読み。そこにわたしの才能というか個性があるのだと思う。そして、たゆみなく努力することも得意。

 だから、いまこうして、文学の分野で勉強を続けることが性に合っている。ありがたいなあ、と思います。さらに、ユタカ君という伴侶を得て、いつも文学の話ができるというしあわせ。娘たちがそれぞれきちんと自立し、それぞれの分野で努力し、孫にも恵まれて、これまた最高のしあわせ。健康であるのも、最高のしあわせ。

 すべてに感謝します。これからも「奉仕する」気持ちで、楽しく、わくわくしながら、人生を歩んでいきます。

 わが孫たちも、だいぶ元気になった朝、おやつのドーナツをもりもり食べましたよ。
 皆様も、素敵な秋の週末をお過ごしくださいね。
posted by kimiko at 09:59| Comment(0) | 日記
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