2019年10月30日

自分を生きるレッスンその583 独立すること

 昨日の京都は雨でしたが、今日は快晴。

 おとといの夜は、ご近所のイタリアンで食事。たらふく食べて、ワイン、サングリアなど、いろいろ飲んで、帰ってからふっとソファで寝込んでしまった62歳。京都は美味しいものが多くて、困ってしまいます。

 昨日は、10月29日で「にくの日」。京都の大手お肉屋さん「ヒロ」の特売日。バスで2駅ですから、ちゃちゃっと乗り込んで、ミンチカツ、特製ハンバーグ、すき焼き用のお肉などいっぱい買い込みました。

 またまた保育園の帰り道、眠ろうとするれなたんを励まし、かつ背負って、抱っこして、まるで20キロの米袋を運ぶかのような重労働の昨夜。マンションに帰り着くなり、ぱかっと起きて、「おなかすいた」とおっしゃるれな姫。

 はいはい、きみこばあば、「ヒロ」のミンチカツとスープとチャーハンの晩御飯はもうできておりますわよ。「おいしい」と言ってくれるれなたん。るい君もよく食べてくれます。

 買ってあげたキーボード、るい君とれなちゃんのふたりで仲良く弾いてくれます。れなたんは眠たいのか、アクロバット的に弾いたりして、大うけ。これからも楽しんでくれるといいなあ。

 10月29日は、長女の誕生日。「おめでとう」とメールすると、「ありがとう」と答えてくれる。長女はユタカ君に似て、しっかり者で、静かな存在感のある子。それとなく気遣ってくれるのがよくわかる。わたしにはもったいないくらいの良い娘。

 32年前に初出産したんだ、わたし。もう記憶のかなた。その頃、小田急線のよみうりランド前に住んでいたので、ユタカ君が5万円で買った軽トラックで、出産のときに病院まで送ってくれました。その車は、その後高速道路を走っているときに、ふっと何かがぷつんと切れたようになって、そのまま廃車となったので、長女の出産のために大活躍してくれたんですね。

 楽しい子育てだったな。大学院に通いながらの子育てだったけど、本当に楽しかった。子どもをもつことの楽しさ、心配、不安、いっぱい経験しました。長女が1歳3か月で次女が生まれたので、その後はもう「楽しい」とか「不安」とか感じるゆとりもなく。。。時間差でお風呂に入れたり、ふたりを両腕にだっこしたり。

 その年子の子育てのために、鹿児島に帰ってきたわけですから、あのときの大変さはわたしたち夫婦を鹿児島に帰すための大嵐だったのかも。

 それにしてもあの小田急線沿線のアパート時代が懐かしい。2階に住んでいましたが、階下の関谷さん一家とは大変仲良しになって、赤ん坊が眠ったあとに、関谷さんが静かにドアをノックして、「きみちゃん、いる?」と声をかけて、「どうぞ、おはいり」とわたし。そこで深夜のママ友会。わたしがほとんど聞き役でしたけど、「きみちゃんに話すと、何だか落ち着く」と言ってくださったのを今でも思い出します。どうしてるかなあ。関谷さん。わたしたちが鹿児島に帰るより前に、関谷さん一家は、ご両親と同居すると言って引っ越されましたけどね。

 関谷さんはお料理上手だったなあ。お菓子もちゃちゃっと作って。男の子ふたりで大変そうだった。狭いアパートを走りまくっていたような。わたしが大学院の講義に行くときに、関谷さんが長女を預かってくれたり、うちの車を関谷さんが借りて行ったり。あのアパートのほかの住人の方々も大家さんも、とっても良い方ばかりでした。昔の貧乏長屋の雰囲気というか。みんなで協力しあっていましたね。あらためて、あのときの皆様に感謝でいっぱい。

 次女が生後4か月で鹿児島に帰ってきたので、かれこれ31年目の鹿児島。ユタカ君はすっかり鹿児島の人になりました。鹿児島弁がほとんどしゃべれませんが、聞き取りだけはできる、と言っています(笑)。

 まさか霧島に骨を埋めるようになるとは思ってもみない展開ですが、「すべてはうまくいっている」。

 思えば、わたしってどんなときも運が良くて、しあわせに暮らしてきました。ありがたいことです。で、これからをどうしたいかというと、もっと最高にしあわせになろう、と欲張っています。

 かごしま文化研究所を開設して、今年で25年。その頃から文学講座を定期的にやってきたので、年間平均200回講義しているとすると、200回×25年で5千回も文学講座をやってきた計算になります。まあ、最初のころは、年間50回くらいだっただろうけど、ここ10年では一日4講座というときもあったし、一日2講座は普通なので、年200回はいってると思うなあ。まあ、少なくても3千回は講義してるでしょ。

 それを思うと、「わたしってすごーーーーい」。自分で自分を褒めてあげたい。学校の先生だって、それくらいはやっておいででしょうが、わたしの場合は、受講生を集めるところからだし、企画するところからだし、お給料も天から降ってくるわけではなし、そんななかで本当によくやってきたなあ。

 まったくもって、ただただ良い授業をしたい、とそれだけを思って、準備し、講義し、受講生の皆様に感謝し、そうしているうちに、講座がどんどん増えて、「月の舟」を出すことになり、ほかの先生方の講義も企画して、今に至るわけです。

 いまの仕事、嫌だと思ったこと、一度もないですね。逃げ出したいと思ったこともないな。授業の数が半端ないので、準備もすごく大変なのですが、やればやるほど楽しいですしね。

 わたしは、ずっとフリーで仕事をしてきたので、同僚と言えば、ユタカ君のみ(笑)。組織の大変さとか、そんなのは全く感じたことがない。これもありがたいなあ。限りなく自由です。

 江原啓之さんは、人が成長するのは、親になる、上司になる、独立するとき、だと言っておられます。

 親にはなった。歴代アシスタントがいたし、これからまた誰かを雇うこともあるだろうから、上司でもある。大学生を教えて教師でもある。独立はしている。成長の条件は全部そろっています。

 まだまだ成長します。本当の独立に向けて。思うに、独立ほど、人間を成長させるものはないなあ。親もすごいけど、これは限りがあって、子どもが成長したら終わりですしね。上司というのも、組織あってのものだし。独立は、その人の本当の魅力で勝負する、というところがあって、個人の成長を格段に促します。

 魅力的であり続ける、というのは凄いこと。半端なエネルギーではできないな。わたしはそれをこれからやろう、と思っています。なんと傲慢な(笑)。

 「きりしま月の舟」を大繁盛させる。講演、講義をまだまだ頑張る。世界一の文学講座をやっていく。世界一のイベントを企画していく。

 人様とのご縁を大切に、これからも人生をめいっぱい楽しんでいきます。

 考えてみれば、本当にたくさんの人と接してきたのに、ご縁のある方、ご縁がなかったのか、ただすれ違っただけの方、もうお仕事でご一緒することはないなあ、という方、いろいろです。

 その相性というのか、本当に不思議。最近は、人間ができてきたせいか(笑)、以前大きく腹を立てたことも、もういいかな、と思えます。自分を褒めることができるようになったら、何だかいろんなことを許せるようになったかも。

 これからも文学講座を中心に、イベントその他、いっぱいいっぱい楽しんでいきます。

 さあて、これから京都の面白いところに孫たちと一緒にお出かけ。れなたん、眠らないといいけどね。京都滞在6日目。折り返し地点で、ようやく生活のリズムが出てきました。講演の準備もだいぶ進んでいます。あとは授業の準備もしないとね。

 皆様も素敵なハロウインの夜をお過ごしください。
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2019年10月28日

自分を生きるレッスンその582 人類は進化しています

 京都4日目。朝から忙しい。るい君の学校、れなちゃんの保育園、娘の出勤お準備。朝食を作り、給食着を洗ったのを持たせたり、娘のお弁当を作ったり、主婦は忙しいぞ。お婿さんが週の半分はいないので、娘はいつもこの朝の段取りをひとりでやっているんだなあ、と思うと、62歳のババアも少しでも手伝えたら、と張り切って台所で奮闘。なのに、なのに、れなたんの保育園の上履きを忘れてしまって、先ほど届けたところ。

 保育園でのれなたんは、いつも元気でお友達とも仲良くしています。今日は忘れ物を届けに行ったら、ちょうど、れなたんが泣いているお友達の手をさすりながら、優しく声かけしているところでした。きみこばあばは感動!親や周りの人にしてもらっていることを、子どもは繰り返す。その鏡のようなれなたんの行動でした。

 先日、れなたんを保育園にお迎えに行き、暗い道をふたりで歩いていて、どうもれなたんの足つきがおかしいな、と思っていたら、歩きながら眠っていた模様。それで、ずべっとこけて、膝を擦りむきました。大泣きするれなたん。きみこばあばは、れなたんを背負います。4歳にして20キロ。頭ひとつほかの子よりも大きいれなたん。小学一年生でも通用する体格。

 かつては、子ども3人を引き連れて、大きな買い物袋をひっさげて、巷を練り歩いたきみこばあば。体力はある。が、最近、下半身の筋力の衰えが甚だしい。けれど、がんばってマンションまでれなたんを背負いましたさ。

 それでも泣き止まないれなたん。近くの薬局まで絆創膏を買いに走って、大げさに貼ってあげました。すると、ぴたっと泣き止み、お風呂にも入りました。ただし、大げさにタオルを巻いて。こういうところが、孫育ての楽しみ。ほんと、人間って、かわいくて面白い。

 いま孫育てを手伝って思うのは、働く母親は、もっと仕事を充実させようぜ、ということ。だって、仕事ほど自分を成長させてくれるものはないですしね。気後れする必要はないですよ。堂々と、たくさんの人の手を借りて、子育ても仕事も謳歌しようぜ。もちろん、専業主婦だって大あり。自分がなりたい方向に、やりたい方向に進んでいくのさ。

 あとは、国の施策がもっと子どもと女性を応援するものであってほしい。保育園もがんばってる。学校も頑張っているのに、まだまだ女性の肩に大きくかかる子育ての負担。

 バカな男ほど「女は家庭に」と唱えて、自分は大した稼ぎもないうえに、また茶碗ひとつ洗えない、料理もろくに作れない、掃除・洗濯は他人がやってくれるもん、と大会社の社長のような気分でいる。高度成長期ならまだしも、不況の時代、女性活躍の時代にうまくシフトできなくて、ちゃんと自力ですくすくと育っていく子どもたちに比べて、幼稚な夫族の多いことよ。夫婦の成長の度合いが違いすぎる。総合力で男性、負けっぱなし。男たちよ、もっと成長しておくれ。まずは自分の身の回りの世話くらいはやってね。

 昨日、次女がスタッフを勤める「京都国際映画祭」に参加してきました。午前10時半からの「アンデルセン童話 にんぎょ姫」のアニメ映画を、れなたんと鑑賞しました。4歳のれなたんより、62歳のきみこばあばの方が楽しんだみたい。原作「にんぎょ姫」の初感動は、小学4年生のころでしょうか。懐かしかったなあ。アニメ映画で観たのははじめて。

 観客はどちらかというと、アニメーターの方が多かったのか、大人、しかも若い男性の比率が高かったですね。上映後の勝間田監督のトークショーでも一所懸命メモする方が多かった。映画の前後にあったデンマークの実写風景が素晴らしかったな。

 アニメ映画が終わって、スタッフの娘ともバイバイして、れなたんとふたりで女子会ランチ。「PAUL」というパン屋さんで「キッシュセット」を頂きました。高級な雰囲気がとてもいいわ。

 周りを見回すと、お隣りでひとりランチをなさっている熟女(40代?)のファッションが素敵でした。黒革のパンツに、シルクのブラウス。あまりに素敵でその方をついつい見つめましたわ。へええ、パン屋さんのひとりランチに黒革のパンツですか!という視線をバンバン出していました。わたしは娘から「ママ、相変わらずの派手なファッションだこと」と笑われながらのアニメ映画鑑賞でしたけど、あの黒革パンツは最高でございました。きっと合成ではなくて、本革だと思います。

 そしてまた、男の子3人を連れたヤングママ、こちらは薄いピンクのシルクブラウスにジーンズといういで立ち。あまりのセンスの良さに唖然とするきみこばあば。子どもたちのしつけも良くて、長男らしき男の子が静かにパンを選んで、テーブルまで持ってくるしぐさがまるで紳士のよう。おそらく8歳、5歳、3歳くらいかな。

 ああ、京都の、しかも文化的一等地ですわ。なんか感動です。れなたんまでが限りなくかわいく見えて、優しい気持ちになりました。ま、本当にかわいいんですけどね。将来、れなたんには世界的ファッションモデルになったらどうか、という提案をしているきみこばあば。アンミカみたいに個性派な感じで。いつも姿勢がいい、と褒められますしね。

 いいものを見せてもらいました。その人の資質と立ち位置がぴったりと合っている、自己肯定が清々しい。限りなく自由で平等な感じ、と言ったらいいのでしょうか。他人は他人、常識は常識、でもわたしは「PAUL」で日曜のランチをするのよ。ひとりだろうが、3人もの子連れだろうが(しかも男の子)、あら、いけませんこと?てな上品な感じがいいなあ。

 自己肯定感が溢れています。わたしも見習いますわ。

 その後、大垣書店に寄って、「にんぎょひめ」の絵本をれなたんに買ってあげようとしたら、何だか漫画っぽいやつばかり。しかも、保育園にそのシリーズはあるとのことで、買ったのは「アンパンマン」。永遠のアイドルですね。

 アンデルセンの童話、グリム童話などの本物が店頭に並ばなくなったのですね。原作の本当の翻訳が並んでいない。「にんぎょ姫」は岩波少年少女文学全集に入っていないな。わたしが育った家には「世界童話全集」なるものがあって、わたしの弟はそれを熟読したと言っています。たぶん、親戚じゅうを回っているはずの「世界童話全集」。いまどこへ行ったんだろう。わたしが甥っ子に買ってあげた「ドリトル先生」シリーズは、親戚を回って、またわたしの手元に戻ってきましたけどね。

 れなたんは、大垣書店の児童コーナーに一時間ほど滞在し、とっても楽しそう。こちらまで嬉しくなります。れなたんが生まれたときに、この書店で「バムとケロ」シリーズをるい君に全部買ってあげたのが、いまるい君とれなたんの宝物になっています。

 本はシリーズ、全集で読むといいですね。その作家をまるごと愛する。わたしは、ことばのプロとしてその読み方をしてきましたし、孫たちにはそれを伝えていけたら、と思っています。

 さて、保育園に忘れ物を届けてから、ユタカ君と電話とメールで「月の舟通信」11月号の作成についてのやり取りをして、お昼ごろ終了。あとは印刷、発送。

 一段落ついたところで、わたしはバスに乗って、京都駅まで。ヨドバシカメラでれなたんに電子キーボードを買いました。ピアノを習いたいというれなたんに、わたしが三女に買ってあげた電子ピアノを送ろうとしたら、5万円以上もする上に、3週間もかかるとのこと。だったら、京都で買った方がいいということで、さんざん迷って、おもちゃのようなキーボードにすることに。

 このキーボード、鍵盤が88なくて、小さく短いのですが、キーボードが光って、ここをこの指で押しなさい、との指示が出ます。伴奏もついて、アンパンマンのマーチとかの内蔵曲がいっぱい。初心者にはいいし、別にペダルとかがなくてもいいし。安いし。

 さあて、そろそろみんなが帰ってくる時間。キーボードを設置して、お掃除をして、待っていましょう。昨日はるい君のお友達の小太郎君が遊びに来て、お夕飯まで一緒に食べていきました。ちょうどおでんをたくさん作っていたので、良かった。牛筋をいっぱい入れて作りましたよ。

 そうそう、わたしがいない間に、又吉先生と麗華先生から、ユタカ君の誕生日祝いが届いたそうな。とっても嬉しそうなユタカ君。実の娘や孫は電話だけだというのに(笑)。

 みんな仲良く。それがわたしの最近のモットー。ケンカしたり、批判したり、愚痴を言ったり、もうたっくさん。お互いを褒めあって、協力しあって、高めあっていきましょうよ。

 人類はどんどん進化している。いま、戦争をしない人類になる大きな飛躍の年。若い人たちは暴言を嫌いますし、平和でのどかな時代はすぐそこまで来ている感じ。

 若い人や孫たちと接していると、本当に清々しい。気持ちが洗われるようです。さ、明日も自分の勉強と家事・育児に励みます。

 皆様も素敵な時間をお過ごしください。
posted by kimiko at 17:32| Comment(0) | 日記

2019年10月26日

自分を生きるレッスンその581 五感で愉しむ人生

 ただいま京都。京都に住む次女が今日から特別イベントで仕事が忙しくなる、ということで、お孫ちゃんのお世話で、きみこババアが参上したという次第。今回は連休明けの11月5日までの長丁場。

 鹿児島中央駅を10時過ぎに出て、午後3時半にはもう京都駅。ネットで新幹線を予約すれば、お安くて、あっという間に着いて、さらにポイントが貯まれば、アミュプラザのお買物券がもらえるというお得な新幹線。先日もポイントを交換したら、5500円分の買い物券をゲットして、ほくほくでございましたわ。

 京都駅までお婿さんが迎えに来てくれました。めっちゃかっこいい車で、目立ちました。お婿さんはボデイビルダーなので、彼の筋肉と車がよくマッチしています。そこへ62歳の派手なおばさんが乗り込んで、その足でれなちゃんの保育園にお迎えに行き、スーパーで買い物して、マンション到着。

 お土産の黒糖のお菓子をれなちゃんもお婿さんも歓んでくれました。お茶をしたところで、早速夕食の準備。秋鮭ときのこの蒸し焼き、お味噌汁、キュウリとしらすの酢の物、黒牛(鹿児島産)のバター焼き、黒豆枝豆、トマト、と盛りだくさん。すき焼きにしようと思ったのが、牛肉があまりに高くて断念。鹿児島黒牛は固かったぞ。今度はあの安くて美味しいお肉屋さんに行きましょう。スーパーじゃ、あかんわ。

 昨日は、ユタカ君の誕生日。あまり誕生日を大げさにするのが好きではないユタカ君。孫たちの方が覚えていて、おじいちゃんに電話で「おめでとう」って言う、と張り切っておりました。みんなで「おめでとう」の大合唱。しあわせそうなユタカ君の声が返ってきました。

 実は昨日、わたしの講演が入っていたのですが、ユタカ君に代わってもらいました。準備もばっちり、よく勉強していたので、受講生の皆様には大うけだったようです。これからもどんどんユタカ君にこうした講演をバトンタッチしていきますわ。

 今日は、ユタカ君、わが実家の味噌作りに初参加。梅干し、お味噌作りをマスターしたいというユタカ君、ようやく味噌作りのドンである母の受け入れ態勢ができて、初参加となった次第。

 時代はもう男女役割分業ではなくなっていますね。その人が興味のあることをしっかりと深めていくことが大事だと思います。女性が家事・育児、男性が外で仕事という役割分担はもう機能しません。

 わたし自身、キャリアウーマンとしてバリバリ仕事をこなしながら、こうして孫のお世話に来て、一日家事三昧、そして勉強もばっちりやっています。段ボールひと箱分の本を持参しました。いつもそうです。先ほど、れなたん、お婿さん、娘を送り出して、いまこうしてブログを書いております。土曜日でお休みのるい君は午後からロボット教室。わたしは午前中に勉強、午後は家事、買い物、京都観光、その他の用事。その後れなちゃんを保育園に迎えに行って、お夕飯を作って食べて、お風呂に入れて、絵本を読んで「おやすみなさい」。

 長女を産んでから子育てで延々と繰り返してきたこの基本的生活を、孫育てでまた繰り返しています。30年以上やっておりますわ。ユタカ君とふたりの生活でも、午前7時に朝食、午後7時に夕食のパターンをできるだけ崩さずに、実にきっちりと生活しています。霧島の我が家にお泊りの皆様は「きちんと生活しておられますね」と言ってくださいます。

 料理に比べて、掃除がいまひとつ上手ではないのですが、家を整えるのは好きです。仕事用の資料の整理も課題ですが、「きりしま月の舟」の新築で、かなり整理されていくでしょう。

 先日、霧島食育研究会の料理教室に参加してきました。我が家から車で5分のところにある霧島保健センターにて開催の料理教室。ほとんど奇跡的にその時間があいていて、どうしようかな、と思っていたら、「あと4名」との告知で、即決。かるかん、豚味噌、錦糸卵のお吸い物、と郷土料理が中心で、とっても勉強になりました。とくに「かるかん」は思ったよりも簡単で、これならわたしの十八番にできそう。

 霧島食育研究会の代表・千葉しのぶ先生は、11月9日の向田邦子の講演会&文学散歩にわたしを指名してくださって、ありがたい限り。千葉しのぶ先生の料理教室は初参加でしたが、とてもわかりやすく、さすが、と感動しました。

 料理教室にご参加の皆様とも和気あいあいとできて、彼女たちの手際のよいこと。流し台を拭くところまで、見事な手さばきでした。わたしも料理しながら、料理を出したあとは台所がピカピカ状態を目指しているので、勉強になります。

 自分がやりたいことを、とことんやること。好きなことに集中して、めいっぱい頑張ること。そうしたら道は開けます。

 「五感を磨く」。そのことをいま深く考えています。そのバランスをとるのです。嗅覚、味覚、触覚、視覚、聴覚。そのひとつひとつを磨いていく。わたしの場合、料理が好きだから、そこで味覚が鍛えられます。嗅覚は、お香、アロマが好きなので、それを愉しんでいます。視覚は、風景を観る、旅をする、映画を観る、読書をする、世の中を細やかに見つめることで鍛えています。聴覚は音楽を聴くこと、ピアノを弾くこと。触覚は、孫たちを抱きしめること、人と触れ合うこと、バレエをすることで、自分の身体を感じます。

 総体として、「ことば」の中にその五感を表現していくのが、わたしの仕事。温かさ、明確さ、美しさを表現します。

 五感ということを考えるとき、世の中の常識に合わせていては、自分の感覚を深めることはできません。

 先日、ふっと思いました。わたしのこのアイデアって、変かな?で、ユタカ君に聴いてみました。「ちっとも変じゃないよ」との答え。

 そうか、今までわたしって、自分のアイデアを変だ、と思い込んでいたんじゃないか。みたけきみこさんって、変人と思われているだろうな、という恐れのなかで生きてきたような気がします。

 でも、人が変人と思おうと、わたしのアイデアは、わたしそのもの。変でもないし、正しいわけでもないし、ただわたしはそれがいい、と思うし、それでいきたい、と思うし、生まれてはじめて自分の才能に「GO」を出した気分になりました。

 ああ、62歳でようやくだわ。でも、62歳なら、まだまだ自分の才能を発揮できる!本当の自分のお城をもってはじめて、自分の才能に気づき、自分のパワーに気づきました。自分の潜在意識のタガがかくっと外れた感じ。心のなかに青空が見えた感じ。

 ああ、これまでよくやってきたなあ。よくがんばってきた。思い返せば未熟なことばかりだったけれど、まず運が良かった。素敵な方々にいっぱいお会いできましたしね。その方々がいっぱいわたしたち夫婦のことを大好きで、応援してくださっています。

 かごしまの文学、源氏物語、百人一首、日本の古典文学と出会ったことも大きいですね。わたしのライフワークです。イベント企画も、気が付くとやっています。湧いてくるんですよ。どんどん。「きりしま月の舟」の講座も来年6月まで決まっています。どんどん思いついて、どんどん電話してお伺いを立てると各界の先生方が、二つ返事で「OK」を出してくださいます。それから謝礼の工面をする(笑)。

 鹿児島にも素晴らしい人材がいっぱい。若い芸術家の皆様には、もっと自信をもっていただきたいな。基本の能力はみんなそう変わらない。何が違うかというと、自分はこれでやっていく、という決断力、人をとことん歓ばせようとする底力。表現するときに、おどおどしているか、先生に認められるかどうか、という心配が透けて見えるかどうか。芸術の奴隷になっていないかどうか。

 わたしも他人様を指導する年齢、立場になって、いつも思うのは「みんな素晴らしい!」あとは、とことんやれ、自由に。ケチはいけないよ。お金はどんどん入ってきますよ。アイデアもじゃんじゃん湧いてきますよ。思いついたことは全部やろう。損得で考えちゃいけないよ。怖がらないで。誰も傷つけはしないし、傷つけられもしないから、大丈夫、大丈夫。

 鹿児島の人って、地元をけなしますよね。鹿児島は遅れている、とか。都会にしか本物はない、とか。そういう人に限って、地元の人を応援しているのかい?と思います。隣人を愛しているのかい?って思います。足元の宝石を踏んづけて、高価なショウウインドウの宝石だけを本物だと言っている。高価な宝石を身に着けて、得意がっている。変なの。

 その土地を愛することは、自分を愛することと等しい。わたしは霧島が大好き。鹿児島が大好き。京都もいいし、東京もいいけど、鹿児島、特に霧島がいちばんいい。

 地方格差は、情報がきちんと届いているかどうか、じゃないかな。男女平等にしても、20世紀型の古い価値観だけで生きているのか、新しい平等の価値を知っているかどうか。人口が多いところは、情報も多いでしょうからね。

 鹿児島の若者よ。一流になりなさい。一流になるためには、人を、あなたが住んでいる土地を心から愛しなさい。愛を溢れさせなさい。

 他人の足を引っ張る時間、他人の批判をする暇があったら、自分の五感をとことん鍛えなさい。他人と比べる暇があったら、自分の勉強をしなさい。

 自分を200%愛すること。みたけきみこ、溢れる愛で、孫たちを包んできます。わたしが留守の間、ユタカ君をよろしくお願いします。昨夜、れなちゃんに電話で「おじいちゃん、寂しくて泣いちゃだめだよ」と言われておりました(笑)。

 素晴らしきかな、わが人生。みたけきみこ、世界一の幸福を生きております。世界一の自由を生き始めています。まだまだ、これから、わたしの人生。頂上が見えてきました。

 「きりしま月の舟」の基礎工事、着々と進んでおります。美しい基礎の断面が見えて、誠実なお仕事に感服です。京都から帰るころには、さらに型が整っていることでしょう。

 皆様、「きりしま月の舟」、楽しみにしてくださいね。そして、素敵な週末をお過ごしください。
posted by kimiko at 11:41| Comment(0) | 日記